優先順位

 親の会社をあと数年で名目上引き継ぐことになるが、やらなければならないことをあれこれ言われて、本質的に大事なものがぶれてる感じがすごくする。身体を鍛えることは大切だろう。相撲という勝負の世界に触れて刺激を受けることは大切だろう。堂々として社員になめられないことは大切だろう。しかし、そんなものは本質を突き詰めた結果生まれる付随的なものでしかない。それを目的にしたらどうしても表面的になる。無駄なのだ。大切なことは自社の事業を現場、経営の両面から理解すること。B/S、P/L、C/Fをしっかり理解し、把握し、それをもとに会社の未来を構想すること、それをもとに社員に役割を与えていくことだ。無駄なこともなんらかの形で実になるのだろうが、あれこれ指示されることがあまりに雲をつかむような話ばかりでかなり食傷気味だ。本質的なことを教えてほしい。教えてくれないから、自分で学ぶしかない。とりあえず、現場の空気は分かった。自分が起点となって利益を生み出したのは少し自信になった。社内ではひとりで頑張るしかない。